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2017-05-29(Mon)

Your Heart 16

こんにちは、ももこです。

"Your Heart"16話UPします。
久し振りに書いたらやっぱり書き方忘れてしまいますね(^_^;)
違和感なく書けただろうか……凄く心配です(ノ_<)
今回から時間軸は元に戻ります。
……が!!
エアリス視点は続きますので苦手な方はご注意下さい。
もうしばらくエアリス視点続くと思います……ごめんなさい(>_<)
しかも、エアリス→クラウド描写多いのでザクエア主義の方も要注意です……これからこういう描写増えると思いますので、閲覧される際は当サイトの創作傾向解釈を確認した上での自己責任でお願いしますね~(^_^;)
クラティを期待されている方が殆どだと思うのですが……このサイトは私個人の萌えの吐き所でもあるので、苦手な方がいらっしゃる事は重々承知の上で自由に妄想させてもらってます(*^_^*)
ちょっと短めなので後で追加修正すると思います。
その際はお知らせします~(^^)

それではまた来ますね!
拍手&閲覧ありがとうございました(*^_^*)

【Warning!】本編SS第16話です。引き続きエアリス視点。時間軸は現在に戻ります。今回からエアリス→クラウド描写多数入る予定なので苦手な方は十分にご注意下さい(^_^;)続きます。







「やっと着いた~!」
「!」

不意にユフィの声が大きく届いた。

はっとして眼を見開けば、過去に攫われていた意識が鮮やかな現実の色に戻されていた。

(あ…わたし……?)

過去を挟んで置き去りにした景色は既にその色を変え、濃い藍色が辺り一面を染めている。

そのせいか、一瞬自分がどこにいるのか、何をしているのか判らなくなって戸惑ってしまう。

繋いだ手を引かれるがままに動く足と、苦しい呼吸。

忙しなく息を吐きながら見渡した先、声の方向に振り向けば、そこには落ちる汗を拭うユフィの横顔があった。

それからやっと、自分達の身に何が起きたのかを思い出す。

(そうだ、さっきモンスターに襲われて、ティファが…)

ついさっき見た彼女の姿が脳裏に浮かんだ途端、心臓が大きく動いた。

(ティファ…!)

軽く頭を振ってぼんやりとする思考を振り払い、前方を見る。


視界の向こう、拡がる薄闇に包まれて一人佇むクラウドの姿があった。


眉間に皺を深く寄せ、肩で息を弾ませながら、町の門扉に背を預けるようにしてわたし達の到着を待っている。


仄かな星明りを受けて優しく艶めく金色が、柔らかな夜風に揺れている。


その隙間から覗くのは、あの人と同じ空色の瞳。


滴る雫に瞼を閉ざし、そしてまた星の煌きを集め、碧く輝く。



───その腕の中で、眠ったままの彼女を護るように抱き寄せながら。





Your Heart 16





(……、……)

もう一度、胸が弾んだ。

でも、今度はさっきのとは違う……。

(なにかな、これ。なんだか、胸が変……)

胸の奥に拡がる、沁みるような感覚。

ツキツキと鳴る心臓の音が煩い。

(…クラウドは……ザックスとは違うのに……)

嫌な違和感を隠すように胸に手を当て、目線を外した。


「エアリス?どしたん?」
「えっ?」

気付かないうちに歩幅が小さくなっていたかもしれない。
一瞬歩みのリズムがおかしくなって、それに気付いたユフィが声を掛けてくれた。

「もしかして疲れた?ったく、クラウドの奴、一人で速過ぎだっつーの!」

そう言って頬を膨らますユフィに、慌てて首を振る。

「ううん、ごめんなさい。なんでも、ないの」
「ならいいけど~?うわっ、アイツちょー睨んでるし。こわ~」
「急ぎましょ」

これ以上クラウド達を待たせる訳にはいかない。
早く彼等に追いつこうと足を伸ばした。
けれど、その瞬間。

「っきゃ…っ!」

足がもつれ、バランスを崩してしまった。
たたらを踏んでロッドの先を地面に突き立て、けれどやっぱり間に合わず膝を着いてしまう。

「エアリス!」

それでもユフィが咄嗟に繋いだ手を引いてくれたお蔭で、何とか転倒は免れることが出来た。

「ちょ、大丈夫!?」
「う、うん。ごめんね、わたし、みんなと違って鈍いから…」
「あーもー!いいっていいってそんなコト。…っしょ!」
「っ…と」

言葉を遮りながら、けれど明るい笑顔で引いてくれる彼女の手を借りて立ち上がる。

「っ」

両足に重心を置いた途端、ピリリと脚に痛みが走った。

(イタタ…。あ~あ、やっちゃったかなあ)

さっき膝を着いた時に擦り剥いたのかもしれない。
けれど、歩けない程の痛みではないから多分大した怪我じゃない………宿に着いたらこっそりケアルをかけておこう。


「ありがと、ユフィ」
「どーいたしまして」

お礼と共に、スカートに付いてしまった土や埃をパンパンと手で落とし整える。
その時、視界の端にクラウドの姿が映った。

彼もまた、門扉から背を浮かして窺うようにこちらを見ていた。

「エアリス、怪我は無いか?」

表情は相変わらず険しいままだけれど、柔らかな彼の言葉にほっとする。

───それに。

「うん。だいじょぶ」
「気を付けろよ」
「は~い」

こちらに踏み出した彼の爪先に……向けられる眼差しに。

「…ったく。誰のせいだっつーの!」
「ふふっ。いいんだよ、ユフィ」
「なんでさー」
「いいの、なんでも」
「ぶ~」


(クラウド……)


くすぐったい気持ちが広がっていくのが分かって……弧を描く唇を、緩む目元を、止めることが出来ない。


(わたし……)


こんな時になんて不謹慎だと、自分でも思う。


でも………。



(どうしよう……嬉しい)



あの空色の瞳に自分を映してくれることが───こんなにも。



(ありがと、クラウド…)



………胸の違和感は、もう感じなかった。



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