Always Together 2 - Tifa Birthday 2017 -2017-05-03 Wed 21:38
こんにちは、ももこです。
ティファ誕SS2話UPします。 お誕生日に幸せクラティ更新出来て良かった~ヽ(≧∀≦)ノ 今回も引き続き甘クラティです(*^^)v マタニティ期間の二人ってどんな感じだろうと妄想した結果、最初から親馬鹿全開になってしまいました(^_^;) ティファよりクラウドの方が一生懸命になりそう(*´~`*) 生まれる前から親馬鹿っぷりを発揮するクラウドさん萌えっ(〃▽〃) そんなクラウドの傍でしょうがないなあと苦笑するしっかり者のティファママに萌えっ(〃▽〃) クラウドパパの子供に対する飴と鞭の比率は9:1だと思います(^^) は~~~っ、一度でいいから本物のクラティベビー拝みたいな~(*´∀`人 ♪ それではまた来ますね! 拍手&閲覧ありがとうございました(*^_^*) そしてティファ誕おめでと~~~☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆ 【Warning!】ティファ誕SS第2話です。クラウド視点。今回はクラティベビーについて触れてます。大体7~8週目辺りだと思って頂ければ……多少設定に無理がありますが目を瞑ってやって下さい(^_^;)キャラクターのマタニティはちょっと…という方はご注意下さい(^_^;)全体的に甘いです。続きます。5/4修正UP。 ティファから告げられたのは───そう、ちょうど一週間前だ。 いつものように仕事から帰ると、珍しく彼女がカウンターで一人グラスを傾けていた。 ………また何か思い悩んでいるのだろうか? 誰もいない店内にぽつんと佇む細い背中は、過去の苦い記憶を容易く連想させた。 一抹の不安が過る。 『ティファ…?どうかしたのか?』 緊張に鳴る喉を抑え、けれど平静を装ってカウンターに近付くと、その上には湯気の立つティーポッドが置かれていた。 ふわりと香るレモンの香り。 そして………ゆっくりと振り向いた彼女は。 『あ…クラウド、お帰りなさい。え、と……ちょっといいかな?隣、座ってくれる?』 『ティファ?』 『………』 照れくさそうにそわそわと言葉を濁し………やがて、俺が隣に腰かけると。 『どうした?』 『あ、あのね…』 頬を赤く染めて、小さく小さく微笑んだ。 『赤ちゃんが、出来たみたい』 Always Together 2 「……ただいま」 重なる指をきゅ、と結び、ティファの肩越しに語りかけた。 掌で包む彼女の腹は、以前と変わらず細く引き締まったままだ。 俄かに信じ難いが、これがあとひと月もすれば眼に見える変化が現れるのだという。 まだ実感が湧かないからだろうか………やはり少し、いや、かなり照れ臭い。 それでもそっと一撫ですれば、応えるように頬に触れた髪が揺れて、うん、と、小さな声が頷いた。 「おかえりなさい、だって」 「分かるのか?」 まさかと驚いて彼女を見れば、目元を崩して首を振った。 「ううん。まだ三ヶ月になるかならないかだもの、分からないよ。でも……なんとなくそう言っている気がしたから。……そうだよね?」 語りかけるように、腹に向かってティファが笑う。 そんな彼女を見て、正直羨ましいと思った。 俺は男だから、彼女のように直に変化を感じる事など無い。 実際、ティファに言われるまで彼女の変化に全く気付かなかった。 ……毎日のように触れていたのに。 だからこそ、早く実感が欲しいと思う───親になるという実感を。 「なあ、ティファ。いつ分かるんだ?その……動いてるのとか」 「ん~、もっとお腹が大きくなってからじゃないかな」 「どれくらい?」 食い下がるように尋ねる俺に、大きな瞳が不思議そうに数回瞬く。 けれどすぐに、柔らかにそれを崩した。 「……大丈夫。ちゃんとここにいるよ」 小さく笑い、エプロンのポケットの中から一枚の写真を取り出した。 それを受け取り見れば、一見ぼんやりとしたモノクロの機械画像。 彼女が産院から預かってきたものだ。 「ここに丸くあるのが、赤ちゃんですって」 「これが……」 ティファの指が示す先、その中心にある空間から芽生えるように、小さな姿がはっきりと映し出されていた。 「……大きさは?」 「まだ1cmだって」 「小さいな……こんなもんか?」 写真を片手に、見比べながら親指と人差し指で輪を作ってみる。 まるで豆粒だ。 これがあと数ヶ月で俺達と変わらない姿になるのだ。 「今日ね、初めてこの子の心臓が動いているのを見たの。この写真じゃ判らないけど……」 「心臓が?」 「うん。ちゃんとお腹の中で元気に育っているんだなあって。本当にここにいるんだなあって……感動しちゃった」 そう言いながら柔らかに弧を描く彼女の表情は………紛れもなく、母親のそれだった。 既に変化を遂げようとしているティファに僅かな戸惑いを覚えつつも、子供の成長を喜び、幸せそうな彼女の笑顔を見ていると自然と頬が緩くなる。 俺も………やがて彼女と同じだけの想いが芽生えるのだろう。 「……なあ、ティファ。今度診察に行く時は俺も一緒に行くよ」 「え?でも……」 「駄目か?」 「駄目じゃないけど……いいの?」 「ああ。一緒に行こう」 「クラウド……うん。ありがとう」 良いに決まってる。 だって、そうすれば、誰よりも早く成長したこの子に会う事が出来るのだから。 そうして彼女と同じ歩幅で、少しずつ父親になっていけばいい。 「このまま順調に進めば、予定日は12月の末だってお医者様がおっしゃってたわ」 「じゃあ……良い子にしてたら、サンタさんからプレゼントがあるかもしれないな?」 「うん。……きっと素敵なプレゼントが待ってる筈よ」 「名前、考えないとな」 「まだどっちか判らないよ?」 「どっちでもいいさ。両方考えればいい」 「クラウドったら」 未来を想い、笑顔を交わす。 それからどちらともなく頬を寄せ合い、唇に触れた。 「ごちそうさま」 シャワーを浴びている間にティファが用意してくれた遅い夕食を終え、空の食器をカウンターの奥へと運んだ。 蛇口を捻り、シンクの中に少しだけ水を溜めて汚れた皿を浸す。 泡の付いたスポンジを滑らせ、流水でざっと流した後、水切り籠の中に並べた。 時刻は既に日付を跨いで一回りしている。 店内にティファの姿は無い。 彼女の体調を考えて、俺を待たなくていいと先に休むよう強く促したからだ。 ティファは渋っていたけれど、今頃はとっくに夢の中だろう。 「……俺も寝るか」 ふわっと込み上げてきた欠伸を噛み殺してカウンターを抜けようとした、その時。 「………」 水の出し過ぎだろうか、シンクの周りに派手に飛び散った水滴が眼に入り足が止まった。 Next... ![]() |
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