2016-01-10(Sun)
Happiness
こんにちは、ももこです。
以前にUPしたマタニティティファに素敵なSSを頂きました!
前ジャンルから仲良くして頂いている梨風様からです(^^)
マタニティ後、出産直後のクラティです。
続きからお入り下さい(*^_^*)
Happiness
クラウドは病院のベッドに座り、俯いていた。
こういう時、男は何の力にもなってやれない。それをとても歯痒く思うが、今は待つことしか出来ない。
顔を上げれば雲一つ無い快晴。温かな春の光が病室の窓から差し込んでいる。誘われるように立ち上がり窓辺へ歩み寄ったその時、廊下からけたたましい足音が聞こえた。
ガラッと引き戸を開ける音と共に病室に飛び込んできたのはマリンとデンゼルだ。
「クラウドッ!…早く!今――!!」
「――ッ!!」
息も絶え絶えに伝えてくれた言葉を聞いてクラウドは病室を飛び出す。
「走らないで下さい!!」
注意する看護師の声もすぐに遠ざかっていく。
大人と子供では走る速度が違う。どんどん差が開いていくことに気付いて階段で止まるとマリンが必死に追いかけながら叫んだ。
「止まっちゃダメ!!早く行ってあげて!!ティファが待ってる!!」
廊下中に響く声に背中を押されて、再び走り出す。ありがとう、と心の中で礼を言いながら。
そうして着いたのはある部屋の扉。…そこにはかつて共に星を救った仲間がいた。
「おぅ、遅いじゃねぇか!」
「クラウドさん遅刻や~!」
「お医者さんに聞いたんだけどよ、お…もがっ」
「…楽しみに取っておけ。」
「ほら早く!見てあげてよ!」
仲間に頷き、深呼吸をしてから扉を開く。
真っ先に耳に届いた甲高い泣き声。汗で顔を濡らしたティファがゆっくりと俺を見る。互いに見つめあって数秒間、二人同時に笑みが零れた。
「…クラウド。だっこしてあげて?」
「……うん。」
両手に抱かれていた赤ん坊をそっと受け取り柔らかい頬に頬ずりした。元気いっぱいに動く温かな命に不覚にも涙が出そうになる。
「女の子、だよ。」
「そうか。だからこんなに柔らかいんだな…ティファにそっくりだ。」
「もう、クラウドったら…。」
ティファに慎重に赤ん坊を渡してから新しい母親を労るようにキスをすると照れながらも満面の笑みで手を握った。
「今日から父さんだね。」
「ティファこそ母さんだろ?…がんばってくれて、ありがとう。」
両親の幸せ一杯の会話を聞きながら赤ん坊はティファの腕の中で眠り、夢を見た。
『ふふ。かーわいい。クラウドとティファにそっくり。』
『ついにクラウドも父ちゃんだな。かわいいもんだよ。親バカにならないことを祈るぜ。』
二人が子供の夢へ出ていることを知らないクラウドは、眠る赤ん坊の目元に触れ静かに微笑んだ。
2016.01.08 梨風様 pixiv

梨風様ありがとうございました☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆
元はティファ一人のこじんまりとしたイラストだったのに、主要キャラほとんど出演させて頂いて物凄く豪華な作品にして下さって本当にありがとうございますありがとうございます・゚・(つД`)・゚・
新年早々なんて素敵なお年玉…!!
初めてのパパママになった瞬間って、一体どんな心境なんでしょう?
私はまだ出産経験が無いので想像の余地でしか考えられませんが、きっと一生で一番の想い出となるんでしょうね(*^_^*)
あのクラウドがパパになる瞬間って、想像しただけで萌え滾ります…子供時代好きな女の子を何年もストーカーしていたクラウド君が…神羅時代こっそり幼馴染のパンツ盗んだり人の手紙勝手に読んだりしていた犯罪者一歩手前のクラウド君が…興味ないねとか言いながら蜜蜂の館へノリノリで駆け込んでいったちょっとHなクラウド君が…決戦前夜やっと好きな女の子と二人きりになったのに相手から促されるまで手を出せない超純情青年(ヘタレともいう)だったクラウド君が…パパ、とか!!!
男の人って子供を実際見るまで父親の自覚が湧かないとよく聞きますが、クラティの場合子供出来たと分かってから二人して"た○ごクラブ"一生懸命読みながら勉強してる感じがするので、クラウドの親バカぶりはティファも呆れるくらい相当なものだと思います(*^_^*)
クラティの子供、見てみたいな~(*´~`*)
だれか私にくださ~いヽ(≧∀≦)ノ
以前にUPしたマタニティティファに素敵なSSを頂きました!
前ジャンルから仲良くして頂いている梨風様からです(^^)
マタニティ後、出産直後のクラティです。
続きからお入り下さい(*^_^*)
Happiness
クラウドは病院のベッドに座り、俯いていた。
こういう時、男は何の力にもなってやれない。それをとても歯痒く思うが、今は待つことしか出来ない。
顔を上げれば雲一つ無い快晴。温かな春の光が病室の窓から差し込んでいる。誘われるように立ち上がり窓辺へ歩み寄ったその時、廊下からけたたましい足音が聞こえた。
ガラッと引き戸を開ける音と共に病室に飛び込んできたのはマリンとデンゼルだ。
「クラウドッ!…早く!今――!!」
「――ッ!!」
息も絶え絶えに伝えてくれた言葉を聞いてクラウドは病室を飛び出す。
「走らないで下さい!!」
注意する看護師の声もすぐに遠ざかっていく。
大人と子供では走る速度が違う。どんどん差が開いていくことに気付いて階段で止まるとマリンが必死に追いかけながら叫んだ。
「止まっちゃダメ!!早く行ってあげて!!ティファが待ってる!!」
廊下中に響く声に背中を押されて、再び走り出す。ありがとう、と心の中で礼を言いながら。
そうして着いたのはある部屋の扉。…そこにはかつて共に星を救った仲間がいた。
「おぅ、遅いじゃねぇか!」
「クラウドさん遅刻や~!」
「お医者さんに聞いたんだけどよ、お…もがっ」
「…楽しみに取っておけ。」
「ほら早く!見てあげてよ!」
仲間に頷き、深呼吸をしてから扉を開く。
真っ先に耳に届いた甲高い泣き声。汗で顔を濡らしたティファがゆっくりと俺を見る。互いに見つめあって数秒間、二人同時に笑みが零れた。
「…クラウド。だっこしてあげて?」
「……うん。」
両手に抱かれていた赤ん坊をそっと受け取り柔らかい頬に頬ずりした。元気いっぱいに動く温かな命に不覚にも涙が出そうになる。
「女の子、だよ。」
「そうか。だからこんなに柔らかいんだな…ティファにそっくりだ。」
「もう、クラウドったら…。」
ティファに慎重に赤ん坊を渡してから新しい母親を労るようにキスをすると照れながらも満面の笑みで手を握った。
「今日から父さんだね。」
「ティファこそ母さんだろ?…がんばってくれて、ありがとう。」
両親の幸せ一杯の会話を聞きながら赤ん坊はティファの腕の中で眠り、夢を見た。
『ふふ。かーわいい。クラウドとティファにそっくり。』
『ついにクラウドも父ちゃんだな。かわいいもんだよ。親バカにならないことを祈るぜ。』
二人が子供の夢へ出ていることを知らないクラウドは、眠る赤ん坊の目元に触れ静かに微笑んだ。
2016.01.08 梨風様 pixiv

梨風様ありがとうございました☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆
元はティファ一人のこじんまりとしたイラストだったのに、主要キャラほとんど出演させて頂いて物凄く豪華な作品にして下さって本当にありがとうございますありがとうございます・゚・(つД`)・゚・
新年早々なんて素敵なお年玉…!!
初めてのパパママになった瞬間って、一体どんな心境なんでしょう?
私はまだ出産経験が無いので想像の余地でしか考えられませんが、きっと一生で一番の想い出となるんでしょうね(*^_^*)
あのクラウドがパパになる瞬間って、想像しただけで萌え滾ります…子供時代好きな女の子を何年もストーカーしていたクラウド君が…神羅時代こっそり幼馴染のパンツ盗んだり人の手紙勝手に読んだりしていた犯罪者一歩手前のクラウド君が…興味ないねとか言いながら蜜蜂の館へノリノリで駆け込んでいったちょっとHなクラウド君が…決戦前夜やっと好きな女の子と二人きりになったのに相手から促されるまで手を出せない超純情青年(ヘタレともいう)だったクラウド君が…パパ、とか!!!
男の人って子供を実際見るまで父親の自覚が湧かないとよく聞きますが、クラティの場合子供出来たと分かってから二人して"た○ごクラブ"一生懸命読みながら勉強してる感じがするので、クラウドの親バカぶりはティファも呆れるくらい相当なものだと思います(*^_^*)
クラティの子供、見てみたいな~(*´~`*)
だれか私にくださ~いヽ(≧∀≦)ノ