Your Heart 12016-01-17 Sun 22:43
こんにちは、ももこです。
以前に予告していたSSを触りですがUPします。 原作沿いでティファメインです。 初のⅦでのお話なのでキャラのセリフの言い回しなど、書き慣れない感が物凄いですがご容赦下さい(^_^;) 女の子のセリフを書くとき、語尾に「~よね」とか「~だわ」とか使いますが、現実の世界であんまり使わないような気がします…ので、自分が使わない分書くのが割と難しい(^_^;) 使い方がおかしかったらすみません(>_<) まだまだ続きますが、こんな素人が書いたお話でもご興味のある方は、注意書きをご一読の上続きからご覧下さい(^^) 合わせて【About】の【Ⅶ's story】の項目もご一読頂けると嬉しいです。 ではまた来ますね! イラストの方は原作プレイやSSを書きながら、イメージが湧いてきたら手を付けたいと思います。 イメージ湧かないと全く描けない人間です…すみません(^_^;) 拍手&閲覧ありがとうございました(*^_^*) 【Warning!】原作沿いでティファ視点です。見つめる視線の先にあるもの、それをからかうⅦガールズ。物語の核心的部分はまだ先です。続きます。 「ねえティファ。ティファって、クラウドのこと、好きでしょ?」 セフィロスを追う道すがら、ロケット村でタイニーブロンコを手に入れ、異国の地ウータイでコルネオとの因縁に終止符を打ち、さて、これからいよいよ古代種の神殿へ…と、道中の宿屋に向かう途中。 何気ない会話から何の脈絡もなく、横に歩く薄桃色の可愛らしい唇が小声で囁いた。 Your Heart 1 「えっ?」 不意打ちにしかけられた言葉に驚いて横を振り向けば、そこには華奢な身体を鮮やかな桃色のワンピースでふわりと包み、柔らかに波打つ豊かな琥珀色の長い髪をリボンで結い上げた、透き通るような色白の小柄な女性。 小さな顔に大きなエメラルドの瞳を、照らす夕日にキラキラと輝かせて真っ直ぐにこちらを見つめている。 同性の自分からみても可愛らしく整ったその表情は、無邪気な子供のように楽しげで、実年齢よりも少しだけ幼く見えた。 「な、何?いきなり」 「ん~…なんとなく、ね」 「何よそれ」 「女のカン?」 ふふっと細やかな笑い声と共に、上目づかいに立てた人差し指で頬をちょんと突かれた。 小さな刺激を受けたそこを片手で抑えながら、慌てて顔を軽く引く。 「ちょ、ちょっと、エアリス?」 「この~教えなさいよ」 「もう、そんなんじゃ…」 「だって、テイファ。クラウドのこと、さっきからずっと見てるじゃない。私とお話してるのに、あ~あ、やんなっちゃう」 「え!?」 (そうだった!?) 自分ではエアリスとの会話に集中しているつもりだったのに、まさかそんなことを指摘されるなんて。 意識していなかった分、認識した途端に頬がかあっと熱くなるのが分かった。 ……確かに、エアリスの言う通り、私はクラウドを見ていた……かもしれない。 気付けば見ていた、っていう自覚も、時々あるもの。 だけど、それは……。 「…で?」 「え?」 「どうなの?」 「…何が?」 「しらばっくれないの。クラウドのこと!」 「……」 視線を彷徨わせたまま応えない私に焦れたように、悪戯な人差し指は尚も目の前に迫りくる。 「ん~?もしかして…ズ・ボ・シ、かな~?」 「違うわよ、からかうのはよして」 困った展開に軽く視線で制止ながら、逃れようと顔を後ろに傾けたその時。 「あ、そうそう!アタシもそれ、前々から気になってたんだよね~」 「ユフィ!」 いきなり反対側の横から会話に入ってきたのは、先のウータイで一騒動を起こした張本人だ。 エアリスと共にミッドガルを脱出後、セフィロスの情報を追って湿地帯を抜けミスリルマインへ。 雄大なコンドルの営みに触れ、いよいよジュノンへと続く道中、森の中でいきなり襲ってきた女の子。 見たこともない独特の衣装は異国を思わせ、扱う武器は少女の身体には不釣り合いな大きな刃物…手裏剣というらしい。 ”ニンジャ”だという彼女はとてもすばしっこくて、重い武器を扱うクラウドや詠唱に時間のかかるエアリスは特に手を焼いていたっけ。 仲間になってからも目を離した隙に好き勝手にどっかいっちゃうし、辿り着いた彼女の故郷ではマテリアを根こそぎ盗まれて散々な目に遭って…。 だけど本当は…故郷想いのとっても優しい子、なんだよね? でも、今は……。 「クラウドのことさ~よっく見てるもんね、ティファってば。あっつ~い視線!ニシシ♪」 「うんうん、でしょ?」 ……今は、そんなこと思ってあげられない状況よね。 ”KY”という言葉を今度ユフィに教えてあげようかしら。 「ね!本当のところ、どうなのさ?クラウドだって気付いてたりして!」 「それ、ありえるわね」 好き勝手に盛り上がってしまったユフィとエアリスに挟まれ、そこからの逃げ場を失ってしまう。 そんな二人を目の前に、盛大に溜め息が零れた。 「もうユフィ、いい加減にして。声大きいよ…」 「だって、この前もさ~クラウドが」 「ユフィっ」 「もがっ」 おどけながら存外に大きな声で彼の名前を連呼するユフィの口を片手で抑えながら、はっとして前方を見やる。 向けた視線の先、私たちから少し離れて先を行く影。 規則正しく上下に揺れる大剣が夕日に照らされている。 抜身の刃が光を反射し、テラテラと眩いばかりに輝いている。 その焼きつくような光の先に目を細めれば。 「……」 逆光の中、見慣れた背中と金色が光に溶けて、いっそう鮮やかに輝いているのが目に映った。 Next... ![]() |
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