2018-07-02(Mon)
わたしの知ってるクラウド
こんにちは、ももこです。
公式小説エアリス篇でまた少し思う部分があったので呟きます。
考察始めたらかなり長くなってしまいました(^_^;)
エアリス→クラウドについてになりますので特定CP主義の方や苦手な方はご注意下さい。
あくまで個人的に思った事ですので共感するもしないもご自由にお願い致します。
ただし解釈の違いによる中傷や晒しは止めて下さい。
それではまた来ますね!
拍手&閲覧ありがとうございました(*^_^*)
「わたしの知ってるクラウド」について
前半のクラウドはクラウド本人が核になり、その上にジェノバ細胞等の影響で出来た理想の人格が覆い被さった偽りのクラウドです。
ただ、偽りとはいえ、その全てが別の人間だったかといえばそれは少し違うと思います。
偽物と言っても本当のクラウドの部分は残っている筈で、給水塔の想い出等の要所要所で一時的に発現するのがその証拠だと思います。
別の人間を演じているだけで中身はクラウド本人なのでしょうから、記憶や感情は当たり前に本物の筈です。
エアリスはその本当のクラウドの部分を見抜いていたからこそデートで「あなたに会いたい」と言ったと思います。
エアリスは前半で離脱し、本物のクラウドに会う事はありません。
ただ、ここで疑問が。
公式小説のエアリス篇で「女の知っているクラウドはとても傷つきやすい心の持ち主だった」とあります。
「傷つきやすいクラウド」とは「本当のクラウド」の事では??
クラウドの偽人格は理想とするザックスをベースに成り立っています。
クラウドから見たザックスは常に明るくて前向きで……と、クラウドとは対称的な性格で、それをベースにするとクラウドの人格も多少そのようになるのかと思いきや、クールなままなのはクラウド本来の性格の部分でしょうか。
仕草やソルジャーとしての立ち回りがザックスなのでしょうか。
エアリスはそのザックスの部分に惹かれてクラウドに興味を持ったのだと思います。
それでも一緒に旅を続けていくうちに段々とザックスとは違うクラウド本来の姿に気付いていって、そしてデートでの「あなたに会いたい」に繋がっていくのだと思います。
その後すぐにエアリスは離脱しますが……もし離脱するまでクラウドにザックスを重ねていたのなら、クラウドについて「傷つきやすい」と表現するでしょうか。
公式小説の「女の知っているクラウドはとても傷つきやすい心の持ち主だった」の前文に「ライフストリームを漂う憎しみを減らすには、現実の世界に満ちている憎しみを消さなくてはならない。クラウドの力を借りられないだろうかと女は思った。しかし同時に、そのことでクラウドが傷つくのではないかとも思った」とあります。
クラウドの力をエアリスが借りる事がクラウドを傷つける事に繋がるとは………色々な要因が浮かんできます。
まず、エアリス自身の事。
小説後半のクラウドはエアリスを守る事が出来なかった自責に苛まれています。
そこで自身がコンタクトを取れば益々クラウドを追い詰めてしまう可能性があります。
次にセフィロスの事。
セフィロスが虎視眈々と復活を遂げようとしている事をクラウドが知ればまた戦いに巻き込む事になります。
それから、この星に蔓延する憎しみの事。
ライフストリームの中に蔓延する人々の憎しみは星に対してのものだという記述があります。
星への憎しみとは、メテオ衝突時やライフストリーム噴出で亡くなったり、星痕により苦しんで命を落とした人達のものだと思います。
星痕は星が怒っているのが原因だ……と、当時は思われていたと思います(マリン談)。
ではその原因を辿ると、元はクラウドがセフィロスへ黒マテリアを渡した事が発端であり、その事をクラウドが再認識する事により彼を追い詰めてしまう可能性があります。
他にも細々とした要因がクラウドを傷つける事に繋がる……と考えて、エアリスは躊躇ったのかなと思います。
ここまで考えて、ではその「傷つきやすいクラウド」をエアリスが知るのはどの場面だろうと考えてみました。
本編ではそういったクラウドに会う事はなかったように思います。
強いて言えば、古代種の神殿でクラウドがおかしくなった時かな??
「セフィロスのこと、わたしにまかせて。そして、クラウドは自分のこと考えて。自分が壊れてしまわないように、ね?」と、クラウドの夢の中での台詞がそうなるのかなと思います。
ただ、その一件だけでクラウドが傷つきやすいと断定するのは弱いかなと思います。
クラウドがそうなった原因は分からないのですし、それまでのクラウドはエアリスの前ではクールなソルジャーを気取っていたのですから。
「やすい」とは何度かそういった場面を見るか、些細な理由でもネガティブになってしまう場合ではないでしょうか。
傷つきやすいクラウドが見られるのは本編後半以降になります。
そうなると現実的にエアリスとクラウドの接点はありませんが、エアリスが離脱以降もクラウド達をライフストリームとなって見守ってくれていたのなら、彼女も遠くから本当のクラウドを知る事が出来る筈です。
エアリスが見守ってくれているのは本編ラストのクラウドへ手を差し伸べるシーンでも分かります。
個人的にはあの手はエアリスのものだったと思います……エアリスがクラウドをティファの元へ導いたのだと。
また、公式小説ではライフストリームの中にはっきりとエアリスの意思はありますので、それでクラウド達の動向を追える筈です。
追えなかったらクラウドの前に現れる事も出来ないでしょうし。
なので、エアリスが離脱以降でも本当のクラウドを知る機会は幾らでも見付かります。
個人的にはクラウドとティファが過去を探すライフストリームイベントもエアリスは見ていて、本当のクラウドについてもそこで確認していたのではないかなと思います。
エアリスがクラウドを「とても傷つきやすい心の持ち主」と捉えている事で既に本当のクラウドを知っている可能性はありますし、その上で「友人であり、恋人であり───大切なものの象徴であり、守るべき存在」としている事(「恋人」の当サイトにおける解釈についてはこちらをご覧下さい)、「クラウドが知っているわたしのままで会いたい」の台詞から、エアリスの想いは最終的に本物のクラウドに対してのものになると思います。
自分が本物のクラウドを知ったように、本物のクラウドにも自分を見付けて欲しいという、エアリスの女心が表れた切ない一文だと思います。
それでも長い間クラウドの元に現れなかったのは、クラウドがティファと共に未来に向かって歩もうとしていたのを解っていたからだと思います。
公式小説の時点で自分の恋に終止符を打っていたのではないかな………クラウドを見守るという選択で、彼への想いを昇華させたのではないかと思います。
公式小説エアリス篇でまた少し思う部分があったので呟きます。
考察始めたらかなり長くなってしまいました(^_^;)
エアリス→クラウドについてになりますので特定CP主義の方や苦手な方はご注意下さい。
あくまで個人的に思った事ですので共感するもしないもご自由にお願い致します。
ただし解釈の違いによる中傷や晒しは止めて下さい。
それではまた来ますね!
拍手&閲覧ありがとうございました(*^_^*)
「わたしの知ってるクラウド」について
前半のクラウドはクラウド本人が核になり、その上にジェノバ細胞等の影響で出来た理想の人格が覆い被さった偽りのクラウドです。
ただ、偽りとはいえ、その全てが別の人間だったかといえばそれは少し違うと思います。
偽物と言っても本当のクラウドの部分は残っている筈で、給水塔の想い出等の要所要所で一時的に発現するのがその証拠だと思います。
別の人間を演じているだけで中身はクラウド本人なのでしょうから、記憶や感情は当たり前に本物の筈です。
エアリスはその本当のクラウドの部分を見抜いていたからこそデートで「あなたに会いたい」と言ったと思います。
エアリスは前半で離脱し、本物のクラウドに会う事はありません。
ただ、ここで疑問が。
公式小説のエアリス篇で「女の知っているクラウドはとても傷つきやすい心の持ち主だった」とあります。
「傷つきやすいクラウド」とは「本当のクラウド」の事では??
クラウドの偽人格は理想とするザックスをベースに成り立っています。
クラウドから見たザックスは常に明るくて前向きで……と、クラウドとは対称的な性格で、それをベースにするとクラウドの人格も多少そのようになるのかと思いきや、クールなままなのはクラウド本来の性格の部分でしょうか。
仕草やソルジャーとしての立ち回りがザックスなのでしょうか。
エアリスはそのザックスの部分に惹かれてクラウドに興味を持ったのだと思います。
それでも一緒に旅を続けていくうちに段々とザックスとは違うクラウド本来の姿に気付いていって、そしてデートでの「あなたに会いたい」に繋がっていくのだと思います。
その後すぐにエアリスは離脱しますが……もし離脱するまでクラウドにザックスを重ねていたのなら、クラウドについて「傷つきやすい」と表現するでしょうか。
公式小説の「女の知っているクラウドはとても傷つきやすい心の持ち主だった」の前文に「ライフストリームを漂う憎しみを減らすには、現実の世界に満ちている憎しみを消さなくてはならない。クラウドの力を借りられないだろうかと女は思った。しかし同時に、そのことでクラウドが傷つくのではないかとも思った」とあります。
クラウドの力をエアリスが借りる事がクラウドを傷つける事に繋がるとは………色々な要因が浮かんできます。
まず、エアリス自身の事。
小説後半のクラウドはエアリスを守る事が出来なかった自責に苛まれています。
そこで自身がコンタクトを取れば益々クラウドを追い詰めてしまう可能性があります。
次にセフィロスの事。
セフィロスが虎視眈々と復活を遂げようとしている事をクラウドが知ればまた戦いに巻き込む事になります。
それから、この星に蔓延する憎しみの事。
ライフストリームの中に蔓延する人々の憎しみは星に対してのものだという記述があります。
星への憎しみとは、メテオ衝突時やライフストリーム噴出で亡くなったり、星痕により苦しんで命を落とした人達のものだと思います。
星痕は星が怒っているのが原因だ……と、当時は思われていたと思います(マリン談)。
ではその原因を辿ると、元はクラウドがセフィロスへ黒マテリアを渡した事が発端であり、その事をクラウドが再認識する事により彼を追い詰めてしまう可能性があります。
他にも細々とした要因がクラウドを傷つける事に繋がる……と考えて、エアリスは躊躇ったのかなと思います。
ここまで考えて、ではその「傷つきやすいクラウド」をエアリスが知るのはどの場面だろうと考えてみました。
本編ではそういったクラウドに会う事はなかったように思います。
強いて言えば、古代種の神殿でクラウドがおかしくなった時かな??
「セフィロスのこと、わたしにまかせて。そして、クラウドは自分のこと考えて。自分が壊れてしまわないように、ね?」と、クラウドの夢の中での台詞がそうなるのかなと思います。
ただ、その一件だけでクラウドが傷つきやすいと断定するのは弱いかなと思います。
クラウドがそうなった原因は分からないのですし、それまでのクラウドはエアリスの前ではクールなソルジャーを気取っていたのですから。
「やすい」とは何度かそういった場面を見るか、些細な理由でもネガティブになってしまう場合ではないでしょうか。
傷つきやすいクラウドが見られるのは本編後半以降になります。
そうなると現実的にエアリスとクラウドの接点はありませんが、エアリスが離脱以降もクラウド達をライフストリームとなって見守ってくれていたのなら、彼女も遠くから本当のクラウドを知る事が出来る筈です。
エアリスが見守ってくれているのは本編ラストのクラウドへ手を差し伸べるシーンでも分かります。
個人的にはあの手はエアリスのものだったと思います……エアリスがクラウドをティファの元へ導いたのだと。
また、公式小説ではライフストリームの中にはっきりとエアリスの意思はありますので、それでクラウド達の動向を追える筈です。
追えなかったらクラウドの前に現れる事も出来ないでしょうし。
なので、エアリスが離脱以降でも本当のクラウドを知る機会は幾らでも見付かります。
個人的にはクラウドとティファが過去を探すライフストリームイベントもエアリスは見ていて、本当のクラウドについてもそこで確認していたのではないかなと思います。
エアリスがクラウドを「とても傷つきやすい心の持ち主」と捉えている事で既に本当のクラウドを知っている可能性はありますし、その上で「友人であり、恋人であり───大切なものの象徴であり、守るべき存在」としている事(「恋人」の当サイトにおける解釈についてはこちらをご覧下さい)、「クラウドが知っているわたしのままで会いたい」の台詞から、エアリスの想いは最終的に本物のクラウドに対してのものになると思います。
自分が本物のクラウドを知ったように、本物のクラウドにも自分を見付けて欲しいという、エアリスの女心が表れた切ない一文だと思います。
それでも長い間クラウドの元に現れなかったのは、クラウドがティファと共に未来に向かって歩もうとしていたのを解っていたからだと思います。
公式小説の時点で自分の恋に終止符を打っていたのではないかな………クラウドを見守るという選択で、彼への想いを昇華させたのではないかと思います。