七つ星 -NANATSUBOSHI-

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家族

こんにちは、ももこです。

ダーク小説の続きを書こうと思い公式小説ティファ篇を見直していて思った事があったので呟きます。
クラウドとティファの家族考について。
公式小説におけるティファのクラウドへの捉え方になります。
気になる方は続きよりご確認下さい。
個人が思った事ですので解釈の違いによる中傷や晒し行為はお止め下さい。

それではまた来ますね!
拍手&閲覧ありがとうございました(*^_^*)





クラウドとティファの家族考について

本編終了後、クラウドとティファは共に家族として暮らし始めますが……何度か小説を読み返していますが、ティファはとにかく『家族』という言葉を多用するな~と思います。

小説の中の言葉を引用すると、ティファにとって家族とは、
『罪の意識に押し潰されずに生きるためには仲間が必要だった。たとえそれが同じ傷を持った者同士、同じ罪を背負った者同士であったとしても。慰め合い、励まし合わなければ生きていけない。家族で力を合わせてがんばればいい。家族という仲間と一緒ならどんなことでも乗り越えていけるはずだ。』
……としています。
つまり、ティファにとって『家族』=『励まし合う仲間』という事でしょうか。
ティファにとっての家族とは、公式小説内においてはクラウド、バレット、マリン、デンゼルの四人です。
バレットが家を出て行くと言った時にもティファは少なからずショックを受けていますが、その仲間が自分の元から居なくなる事に寂しさを覚えていたのかなと思います。
クラウドについても店が軌道に乗ったら出て行ってしまうのではないかという不安を見せています。
ティファにとってクラウドは好きな人になりますが、公式小説を良く読んでみるとクラウドについて家族という言葉以上の表現は出てこないんですよね。
そこが公式小説を読んでいていつも私が引っ掛かる所でして、クラウドがほぼ明確にティファへの異性的好意を表しているのに対し、ティファの方は頑なに家族という括りに持っていこうとしています。
『うまくはいっていない。でも、一緒にいた。なぜなら家族だから。同じ家に住み、力を合わせて生きている。』
この言葉でも、一緒に居た理由を好きだからと明言せず家族だからと言っています……恋人にしてはドライだなあと思います(^_^;)
ティファの中ではクラウドは『恋人<家族』なのかな……違うよね??
本編やACC等を見ていると彼女のクラウドに対する女心が凄く伝わるのでとてもそんな風には思えないのですが。

反対にクラウドは『家族』という言葉にティファ程拘りが無いように思います。
公式小説前半のクラウドの言葉を引用すると、
『これから始まるんだ。新しい───新しい人生。俺は生き残ってやる。そうすることでしか許されないと思うんだ。いろいろ、あったから。でも、新しい人生のことを考えたのは何度目だろうと思ったら、おかしかった。おれは全部失敗してるからな。───次は大丈夫だと思うんだ。………今度はティファと一緒だから。』
………と、笑顔で前向きな心境を語っています。
クラウドにとって、新しい人生をやり直すには『ティファ』が必要なのであって、バレットやマリンは成り行きで一緒に暮らしていたのではないかと思うんですね。
バレットが出て行くと言った時にもティファ程落ち込んだ様子も無く送り出していますし、マリンについても公式小説の後半ではティファの問いかけに曖昧な表現で濁しています。
勿論ACCや野島さん著のタークス小説を見れば家族についてかけがえの無いものだと意識が変わっているとは思いますが、公式小説ではそこまで拘りが無いように見えます。
ティファが最初から家族を意識しているのに対し、クラウドが家族の大切さを意識し始めるのはACC以降かなと思います。

『クラウドが眠っているのを確認してから声をかけてみる。もちろん答えは無い。寝息が聞こえるだけだ。クラウドがここで眠っているという事実だけが家族の証明なのだろうか。───ティファはクラウドの答えを待ったが、それは朝まで待っても聞けなかった。』
この文章を見る限り、クラウドとティファが同じ寝室で朝を迎える間柄、つまり恋人同士でただの家族関係ではない事が伺えます。
REUNIONFILEにも恋人の記載があったので間違いないでしょう。
クラウド→ティファ表現なのでティファ本人の明言ではありませんが恋人関係であった事は確かです。
ただ、
『罪の意識に押し潰されずに生きるためには仲間が必要だった。たとえそれが同じ傷を持った者同士、同じ罪を背負った者同士であったとしても。』
これを読むと、ティファがクラウドを純粋な愛情だけで見ていた訳ではないのかなと邪推もしてしまいます。
自分一人になりたくないが為の打算も含まれているような……でもそれは、ティファがクラウドを喪う事を恐れているが故なのかな……とも思ったりします。
わざと家族という括りにしておく事で、万が一クラウドとの別れが来た時の心の緩衝材にしているのかなと。
クラウドと一緒に居る正当性と恋人関係が破綻した時の心の保険と言いますか……家族という言葉はティファを救ってくれる魔法の言葉のような……。
公式小説内のティファはクラウドとの事を100%信用していない気がしますし、そこがティファと共に未来へ歩もうとしていたクラウドとの擦れ違いの一部分なのかなと思います。

個人的にはティファのクラウドへの愛情は確かなものだと思いますしクラウドだからこそ好きになったと思っていますが、だからこそこのような書き方をした野島さんの意図が知りたいな~(´・_・`)
ティファが家族を大切に思うのは彼女の過去を見れば凄く解るんだけど、クラウドについても家族家族なのでね……少なくともクラウドはティファをただの家族とは思っていない気がしますが(^_^;)
以前、別の考察で公式小説のティファの心情について語りましたが、その続きにもし教会でクラウドと再会しなければティファはクラウドを諦めていたのではないかと書きました。
エアリスの件もありますが、家族を蔑ろにしようとするクラウドよりも自分と一緒に居てくれる家族(マリンやデンゼル)を優先したいという意識もあるのではと思いました。
クラウドとティファはお互いに対する意識の違いが色んな所で見られる、なんとも一筋縄ではいかないカップルだなあと常々思います(^_^;)


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