七つ星 -NANATSUBOSHI-

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CHOCOLATE SOLDIERS 2 - Valentine's Day 2016 -

こんにちは、ももこです。

バレンタインSSの2話目UPします。
今回は少し短めですが、大人風味&シリアスだったので文字数に対してかなり時間食っちゃいました(^_^;)
しかも見直しまだしてないから多分後でがっつり修正入れると思います…すみません(>_<)
…ていうか、これパス付けなくても良かったのかな??
直接的な言葉は使っていませんが、何も言わなくても"それだ!"と見当がつく内容なのでやっぱり付けた方が良かったのかなあ…(´・_・`)
ラブラブにはまだ遠いですが、後半は頑張りますのでもう少々お付き合い下さいませ(^_^;)
あと2話くらいで終わらせたい所存です。
……しかしうちのクラウドさん、どんだけ体力有り余ってんだろう……((((;゚Д゚)))))))

それではまた来ますね!
拍手&閲覧ありがとうございました(*^_^*)

【Warning!】バレンタインSS第2話です。DC後のティファ視点。直接的ではありませんが大人向け表現あります。苦手な方はご注意下さい。続きます。






CHOCOLATE SOLDIERS 2



「…私…」

落ちる流れを指先で止め、拭う。
気付いてしまえばそれは堰を切ったように溢れ出し、直後から上手く息が出来なくなる。
詰まる胸の苦しみを大きく息を吐き出して散らしながら、熱く燻る内側を隠すように目を瞑った。
脳裏に蘇る、記憶の残滓。



───懐かしい夢を見た。

あれは……そう、まだ仲間と一緒にセフィロスを追っていた時の。

……彼女が…エアリスが……いた、頃の………。



「…っ」

寄せてくる感情の波に押し出された奔流が、再び瞼の縁をじわりと濡らす。
新たに溢れてくるそれを奥へと押し込めるように喉を鳴らし、溜まった熱を吐く息に混ぜ、肺の奥から二度三度と絞り出した。



しばらくして。

ようやく波が引き、瞼を開けた。
涙の跡が肌に張り付いたまま、持ち上げる動きに合わせ微かに軋む。
まだ僅かに靄がかかる視界を開いて一呼吸置いた後、濡れたそこを拭おうと身じろいだ。

「…ん…」

不意に。

頭のすぐ傍から衣擦れと共に聞こえてきたのは、小さな吐息。
その微かな音にはっとして視線を流せば、やや硬質な髪の感触としっとりとした温もりが頬を掠めた。
それからすぐに視界を奪う、彼の顔(かんばせ)。

───クラウド。

例え、どれだけ闇が深かろうとも。
吐息で互いの肌の近さを確かめ合えるこの距離は、どんなに細やかな反応であっても決して見逃す事は無いと思う。

鼻先が触れるか触れないか。
呼吸が混ざり合うか合わないか。
冷えた空気に晒されるそこを、互いの体温で温まった柔らかな布で覆いながら。
そのままで、ただ彼の姿を見つめた。

闇の中で見る彼の瞳は、今は穏やかに閉じられている。
……夢を視ているのかな?
時々、薄い瞼の皮膚がぴく、と動いているのが分かる。
長い睫毛もふるふる動いて、何だか可愛い。
僅かに開いた唇は、穏やかな呼吸を繰り返している。


(………)

ふと、触れたくなって手を伸ばした。
動かした空気の流れに沿って運ばれる彼の匂い。
体温によって温まり、ふわりと私を包んでくれる。

(クラウド)

指先を彼の頬に、心の声を乗せて触れる。
空気に馴染み、ひんやりとする肌をさらりと撫でた。

「───っ…、っ…」

途端、落ち着いたと思った波がどっと溢れ出して息が震えた。
喉の奥が熱く乾き、押し寄せる感情が視界を濡らす。
溢れる雫は止まる事を知らず、頬を伝い首筋を流れ、ポタポタと乾いた布地へ吸い込まれていく。

伸ばした指先をきゅっと丸め、彼から遠ざけて距離を取った。
握り締めた掌を胸の中へ匿いながら一度深く目を瞑り、嗚咽に震えようとする身体を静かに起こした。

(このままじゃ駄目。顔、洗ってこよう…)

夢の中の彼を起こさないように、ベッドの縁からするりと脚を下ろして腰掛ける。
流れる涙をぐいと手の甲で拭い、床に散らばる衣服の中で一番手近にあったタンクトップを手に取って身に着けた。
下着を穿こうと立ち上がった時、内股を濡らす感覚に手が止まった。

「…ゃっ」

思わず漏れ出た悲鳴を押し殺す。
慌ててベッドの脇へしゃがみ、蹲った。
冷たい床にペタリとお尻を着かせ、両腕を差し込んだ内股にぎゅっと力を入れて強く閉じて。
滑りが溢れ出るそこへ掌を当て、それが零れ落ちるのを急いで制する。
それでも指の合間から滴り落ちる雫は止まらず、床にポタリ、ポタリ、と小さな玉を作っていくのが分かって……。

「…っ、ぁ…」

意識した途端、身体がかっと熱くなった。
剥き出しの肌が冷たい床と空気に触れてふるりと震える。
身悶えする度、指先からくちゃりと濡れた音が鼓膜を揺らした。

「……、ん……」

余りの羞恥に涙が滲む。
強く目を閉じてそれに耐えながら、漏れそうになる声も唇を引き結んで必死に堪えた。



身体の奥に残る温かなそれ。


初めて胎(なか)に受け止めて、溢れ出す。


彼の………クラウドの。



「…ん、」
「!」

小さな呻き声と共に、後ろで衣擦れの音がして目を瞠った。
慌ててさっき手放した下着を掴み取り、急いで脚を通す。
拭えなかったそれが途端に滲み出す感触を堪えながら、何とか立ち上がった。

「…ティファ…?どうした…?」

後ろから呼ばれ、顔を向けた。
暗闇に馴れ始めた視界の中見れば、目を覚ましたクラウドが上掛けをめくり半身を起していた。
けれど、茫洋とした声音と緩慢な動きに、彼がまだ眠気の取れていない事を知る。

───今のうちに身体を清めてしまわないと、彼が気付いてしまう。


「ごめん、起こしちゃった?」
「いや…ティファこそ」
「ん…何だか喉が渇いちゃって。すぐ戻るから、クラウドは寝てていいよ」
「…?ああ…」

未だ熱く燻る気持ちと身体を身に着けた衣服でひた隠し、何でもないように言って笑う。
小さく欠伸をしながら再び上掛けに包まった彼を確認し、椅子の背に掛けてあった上着を羽織りジッパーを閉じた。
ルームシューズに素足を通しドアへ向かう。

……ふと、空気を揺らす、微かな息遣い。


「…ティファ」
「ん?」
「待ってる」
「…うん」


夜の静寂に、低く穏やなクラウドの声。

それを背中に受け止めながら、静かに部屋を後にした。



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